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子供が嘘つきになっていく心理

親子のイメージ

子供がだんだんと嘘つきになっていくのは、成長の過程として自然な流れです。

多くの人が、「嘘は良くないこと」と教えられてきたでしょう。また、多くの親が、「嘘をつくような子にならないで」と願っていることでしょう。

今回は、なぜ子供が嘘をつくのは自然な流れなのか、その心理をご紹介します。

子供が嘘つきになるのは大人が原因

子供が、「嘘」をどのように考えているか調べた、ある調査があります。

細かいデータは割愛しますが、5歳の子供は約95%が、「嘘はどんな場合にもついてはいけない」と考えているようです。ですが、11歳になると、「嘘は絶対につかない」と答えた子供は、わずか約28%に激減していたようです。

もちろん、子供も「嘘は良くないこと」というのはわかっています。ただ、成長するにしたがって、嘘をポジティブに捉えるようになるのです。

それは、いったいなぜでしょうか。

その大きな原因の1つとして考えられるのは、子供の周りにいる大人の影響と言われています。

あなたは嘘は良くないと言いながら、子供に下記の例と似たことをさせていませんか。

  • 本当のことを言えば怒らないか(と言って怒る)
  • 〇〇って先生に言っておいてね
  • 〇〇歳ってことにしておいてね(子供料金にする為)…etc

大人視点で見てみると、これらは嘘というよりも、世渡り上手的な言葉に近いでしょう。

ですが、この微妙な大人の判断を、子供に理解できる知能はそもそもありません。

ここがポイントで、大切なのは、子供を大人のモノサシで見ないことです。

いくら人を傷つけない嘘でも、子供にとっては、「大人はみんな嘘つきで、状況によっては嘘が許され」ということだけを学んでいくのです。

また、親が全く嘘をつかないように気をつけても、周囲の人が嘘をついていたら防ぎようがありませんね。

子供が嘘つきになるのは病気ではない

子供に嘘をつかないように教育しているのに嘘をついてしまう。「病気なのでは」と考える親が多いそうです。

病的な虚言症などは別ですが、子供が嘘つきになるのは、賢くなっている過程親から自立していく証明なのです。

たまに、「ネコと話した!」など、とんでもない嘘をつく子供がいるそうです。

ただ、これは嘘ではなく、アニメやSF映画のような、子供にとっての空想の産物です。

その創造性豊かなお話を、「嘘をついてはいけない」と叱るより、まじめに聞いてあげる方が、子供の創造力を育てることができます。

子供を否定しないように、現実と空想の違いを、理解できるよう教えてあげましょう。

また、子供の嘘というのは、否定すべきではなく、知的発達と親からの自立の証明であることは、以前の記事でお伝えしましたね。

違いを考えているイメージ嘘と言い訳の違いとは!?

幼い子供が嘘をつかないのは、純粋だからというわけではなく、単純に嘘をつく知能がない。子供が成長していく過程で、時には嘘をつく事が必要であったり、そのテクニックを学んでいくのは、ごく自然の流れであるというのがポイントでした。

また、ある程度の年齢になってくると、子供は親に反抗したり、秘密を持ったりするもの。嘘をつくようになるという事は、子供が成長して、親から自立した人格が形成されている証拠、ということでした。

我が子が嘘をつくようになるのはショックですが、このようなポジティブな側面があることを知っておいてください。


子供が嘘つきになる原因は大人の影響であり、知的発達と親からの自立の証明でもあるということでした。

残念ながら大人のほとんどが嘘をつくので、嘘をつかないように育てるのは難しいでしょう。

ですが最低限、正しい嘘の教養は身につけて欲しいものですね。